FXの仕組み売買の本質を初心者にもわかりやすく解説【とはサーチ】
FXとは何ですか?できるだけ簡単にわかりやすく教えて下さい。
FX(エフエックス)という言葉をよく見かけます。「主婦やサラリーマンでも簡単に始められる」とか、「お小遣い稼ぎから本格的な資産運用までその人の目的にあった投資ができる」と書かれていて、少し興味を持ちました。
ですが、いざ勉強してみようと思うと専門用語が多くて理解できません。どうか、こんな私にも理解できるよう、FXの仕組みをできるだけ簡単にわかりやすく教えてください。
FXの仕組みを5分で解説
長ったらしい説明かもしれませんが、ここを読むだけでFXの理解が10倍早まります!!(いや、冗談ぬきで 笑)なので、FXの本質を理解するための5分と割り切って読んでみてください。読むの5分、書くの2時間(^^;
お金を買うってどういうこと!?
FXの仕組みが理解し辛い最大の原因は、FXが「お金とお金の売買である」という部分にあります。
お金とはモノを買うための支払い手段であり、常に払うことしかイメージできません。
しかしFXでは、ドルを買ったりユーロを買ったり、お金を買うという概念が発生します。
お金は支払うモノのはずなのに、「お金を買うってどういうこと?」って一瞬あたまが???になりますよね。
これを理解するためにはまず、お金でモノを買うという仕組みを考える必要があります。
買うっていうのはただの物々交換にすぎない
私達は普段から、お金を払って様々なモノを買っています。これは「お金を渡してモノを受け取る」という交換ですよね?
お金という物が誕生する以前、物々交換をしていた時代があった事を想像してみて下さい。
当時は肉で魚を買ったり、米で服を買ったりしていました。そもそも買うとか売るという概念自体がなかったかもしれませんよね。
当時の感覚としては、常に「モノとモノの交換」だったはずです。
この様な背景を考えれば、売買という行為の本質は、ただの交換にすぎない事が分かります。
FXを理解するにはまず、買う・売る、という言葉を、交換に変換して読んでみてください。
FXは売りから入ることもできる ⇒ 実はそれ、間違いです・・・
では、円でドルを買うとはどういう意味でしょうか?そうです、これは単に円とドルの交換にすぎないのです。
よく、FXの説明として「売りから入ることもできる」なんて書いてありますが、これは間違いなんです。
ドル円の取引をする時、ドルを買った裏では同時に円を売っているんです。
つまり、買う通貨(ドル)と売る通貨(円)が同時に発生しているのがFXの仕組みなんです。
FX=通貨と通貨の交換
それでは最後にもう一度、FXとは「お金とお金の売買である」という意味を考えてみましょう。今までの説明をあてはめると以下の様に言い換えることができます。
お金とお金の売買 = 通貨と通貨の交換
円でドルを買う = 円を売ってドルを買う = 円とドルの交換
※国家によって保証されたお金のことを通貨と呼びます。FX(外国為替)市場では異なる国家間での通貨取引となるため、お金のことを通貨と呼ぶのが慣わしとなっています。
以上のように、FXとは通貨と通貨の交換をするんだ、という事をアタマに入れてから勉強すると驚くほど理解が早まります。
じゃあドル円を買うっていうのはどういうこと?
FXでは2国間の通貨を売買する際、どちらを基準にするかを統一しています。
たとえばドルと円では1ドル=100円の様に表現することからも分かるように、ドルを基準にします。(つまり、ドルを買うのか売るのか)
そして、売買の基準となる通貨を先にして、ドル円とかユーロ円といった呼び方をするのです。(これを通貨ペアと呼びます)
つまり、ドルを買って円を売る=ドル円を買う、ドルを売って円を買う=ドル円を売る、と表現するわけです。