スワップとは？FX金利のスワップポイントで生活費を稼ぐ方法【とはサーチ】

このページでは、以下の７点を解説します

FX投資に興味があるけど、「スワップポイントって何ですか？」「スワップでどのくらい稼げるの？」といった疑問を持っている人も多いと思います。

�@スワップポイントの仕組み

スワップポイントとは、FX取引をする際に「通貨ペアの金利差によって生じる利益」を受け取ることができる仕組みです。

具体的には、低金利の円を売って米ドルや豪ドルのような高金利通貨を買うことで、「二国間の金利差に生じる利益」が「外貨預金の利息のような形」で受け取ることができます。

ただし、逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買う場合は「金利差分の損失」が発生することになり、これを「マイナススワップ」と呼びます。

スワップポイントは「スワップ」「スワップ金利」と略されたり、日本語で「金利差調整額」「金利差調整分」「金利差相当額」などと表記されることもありますが全て同じ意味になります。

�Aスワップポイントはいくら貰える？

スワップポイントは、一般的には1万通貨（10Lot）あたり「100円」から「200円」程度が受け取れます。

具体的には、ドル円レートが140円の時にレバレッジ5倍で1万ドルを運用した場合、28万円の元手で1年間に7万円程度のスワップが受け取れる計算になります。

ただし、実際には為替（かわせ）レートの変動による為替差益・差損も同時に発生するため注意が必要です。

�Bスワップポイントで生活費は稼げる？

では、そんなスワップポイントで生活費は稼げるのでしょうか？

たとえば、月に10万円のスワップを稼ぐためには、「1万ドルで1日200円のスワップ」という条件で計算すると約17万ドルを保有し続ける必要があることになります。

17万ドルは、ドル円レートが140円の場合で2380万円となるため、レバレッジ5倍でも476万円、レバレッジ3倍であれば790万円ほどの証拠金が必要になります。

�Cスワップポイントで10万円稼ぐには？

もちろん、レバレッジを10倍・20倍と上げれば用意する資金は少なくなりますが、スワップ狙いは長期投資となるため高レバレッジで運用するのはかなりの危険性をともなうためおすすめできません。

つまり、スワップポイントだけで月収10万円（年収120万円）を稼ぐためには、500万円以上の資金を用意する必要があるということになります。

これが賢い資産運用と言えるかどうかは意見の分かれるところですが、500万円の資金で1年に120万円の利益が出れば年利24%の計算になるため、銀行預金や定期預金と比べれば格段にパフォーマンスが高い、という見方もできます。

�Dスワップポイントだけを受け取る方法

スワップポイントは、通常はポジションを決済し利益を確定しない限り受け取ることはできません。

しかし、多くのFX会社で提供されている「スワップ振替機能」を使えば、ポジションを決済することなく「スワップポイントだけ」を受け取ることができます。

ただし、スワップ振替はFX会社の取引口座へ振り替えるだけなので、普段使っている銀行口座などへ振替をしたい場合は、別途出金依頼をする必要があります。

�Eスワップポイントのリスクと注意点

スワップ派に人気の高金利通貨は、いわゆる発展途上国や新興国と呼ばれる地域の通貨であるため「相場が急変しやすい」「価値が下落しやすい」といったリスクが存在します。

具体的には、戦争や政治不安、財政破綻（デフォルト）などを原因として、為替相場が急変・急落する可能性が比較的高いということです。

スワップポイントはFX会社によって違う

また、スワップポイントの金額は、FX会社によっては5倍から10倍ほどの開きがあるため注意が必要です。

スワップポイントの金額は、各国の政策金利や短期金利市場の動向などに基づき各FX業者が独自に設定していて、スワップポイントカレンダーで公表しています。

�Fスワップポイント付与のルール

スワップポイントは、ポジションを保有した状態でニューヨーク市場のクローズ時間（日本時間の午前7時・サマータイム期間中は午前6時）を過ぎた段階で付与されるのが一般的です。

ただし、水曜日から木曜日にかけてポジションを保持した場合は、「スワップポイント付与のルール」により３日分のスワップが付与されることから、俗に「スワップ3倍デー」とも呼ばれています。

「何月何日の何曜日」に「何円のスワップが何日分付与されるのか？」は各FX会社のスワップポイントカレンダーで公表されています。