エモいのエモ(Emo)とはどういう意味?例文で解説【とはサーチ】
エモいの意味
エモいとは、「うまく言葉で言い表せないがとにかく感情が高ぶっている」状態を意味する若者言葉の一種。
そもそもエモ(Emo:イーモウ)とは、1980年代にアメリカで生まれたエモーショナル・ハードコア(通称エモコア)と呼ばれるロック・ミュージックの略称であり、その音楽性を形容する際にエモいと表現したのが語源。
そこから派生して「エモ・バンド」「エモ・ファッション」という造語も誕生した。
エモいに含まれる意味合い
「エモい」には、単純に「感動した」という意味の他にも「懐かしい」「もの悲しい」などのノスタルジック風なニュアンスから、「胸が熱くなる(胸熱)「黄昏れる(たそがれる)」「物思いにふける」「(心に)刺さる」「カオス」「イミフ」など状況や文脈によって様々な意味合いが含まれています。
エモいを別の言葉で言い換えると?
「エモい」を一般的に分かりやすい語で言い換えると「やばい」に近いものとなり、古文的な表現で例えるなら「(いと)おかし」や「あはれ」に通じるのではないか、という見方が優勢のようです。
「エモい」と「やばい」の違い
「やばい」はもともと否定的な意味合いで使われ始め、しだいに意味の多様化と共に「凄い(良い)」などのポジティブな意味合いを含むように変化してきた言葉ですが、「エモい」はもっぱら「感動的な」といったポジティブな意味で使われることが多くなっています。
エモいが流行ったきっかけ
「エモい」という言葉は三省堂の「今年の新語2016」という企画の中で、「ほぼほぼ」に次ぐ第2位として選出されたのをきっかけに一気に認知度が高まりました。
ちなみにその年の3位は「ゲスい」で、翌年2017年の結果は1位「忖度(そんたく)」2位「インフルエンサー」そして5位に「フェイクニュース」がランクインしています。
エモいを使ってるのは誰?
エモいという言葉を使っているのは秋葉原に代表されるオタク系人種だとする意見もありますが、実際はTwitterやLINE・インスタグラムなどのSNS上で若者を中心に常用されているようです。
また、メディアアーティストの落合陽一が「エモい」を多用しているとして有名です。
エモいの使い方
最後に、TwitterやWebなどで実際に使用されている「エモい」の具体例を挙げておきます。
エモいを使った例文
この音楽「まじエモい」
なんか今日はちょっと「エモい日」だ
小2の頃の写真出てきた「超エモい」
俺 のファッション・髪型「最強にエモい」
思わず立ち止まってしまう「エモい光景」
今年もまた「エモい季節」がやってきた
彼の「エモい声」に聞き入る
エモの応用例・活用例
今日のライブ「まじエモかった」
絵やイラストを見て「まじエモすぎる」
〇〇ちゃん「鬼エモなんですけど〜」
今から友達と「エモりに」行く
ホント最近「エモる」の日課になってきた
見れば見るほど「エモさ」が際立ってるな
こんな夜はなぜか「エモっちゃう」
この曲、歌詞が「エモくて」泣ける
この街、急に「エモみ」が増してきたな
極論をいえば「エモけりゃ」なんでもいい
エモを使った造語
エモい+リスト(人) → 「エモリスト」
エモい+メンバー → 「エモメン」
エモい+キャラ → 「エモキャラ」
エモい+虫(生き物) → 「エモムシ」
モノ消費・コト消費に次ぐ→ 「エモ消費」
エモい+かわいい → 「エモかわいい」
エモる+オリンピック→「エモリンピック」