オワコンとは?オワコン化の意味と使い方を例文で解説【とはサーチ】
オワコンの意味
オワコンとは「終わったコンテンツ」の略で、総じて悲観的なニュアンスを表すネットスラングの一つ。
元々はアニメなどの作品に対して使われていましたが、近年では本来の意味を超えてさまざまな場面で使用されるケースが増えてきました。
また、徐々に衰退していく様を形容して「○○も、もうオワコン化してきたな」と表現する場合もあります。
オワコンの具体例×7選
では、以下よりオワコンの具体的な例文をもとに意味の広がり具合を解説していきたいと思います。
1)オワコン=魅力がなくなった
例文:「あのアニメ(ゲーム)も、もうオワコンだよね」
アニメの声優が突然代わった、ストーリーや展開が期待したものからズレてきた、シリーズ化されてるゲームの続編が面白くなくなった。
など、主にエンタメ作品の魅力が低下した場合にオワコンと表現されることがあります。
ちなみに、これが「オワコンの本来の意味」だとされています。
2)オワコン=流行遅れ
例文:「地上波テレビや投資信託はすでにオワコンだ」
時代の変化の中で、すでに過去のものとなってしまった流行遅れの対象に対してオワコンと表現する場合があります。
ただし、厳密な統計データをもとにして語られることは少なく、どちらかと言うと「時代遅れ=古い・ダサい」といった個人の主観によるところが大きいとされます。
3)オワコン=○○の時代は終わった
例文:「キムタク(ジャニーズ)なんてオワコンでしょ」
芸能人やタレントなどの有名人を名指ししてオワコンと表現することがあります。
もともとは人気のあったタレント、一世を風靡した歌手などのメディアでの露出の低下を背景に、もう人気がなくなったという意味でオワコンと表現されるようです。
4)オワコン=飽きられた
例文:「最近、動画の再生数が伸びないんだけど、俺ってもうオワコン?」
SNSやYouTubeの登場により、個人でもちょっとした有名人になるケースが増えてきました。
しかし、飽きられてきたんじゃないかと自虐的になって、自分自身のことをオワコンと表現するケースも多いようです。
ここから派生して、単純に「自分(の見た目・中身)に魅力がない」「何をやってもうまくいかない」といった意味でオワコンと表現する場合もあるようです。
5)人生オワコン=絶望している
例文:「わたしの人生すでにオワコンなんですけどー」
学業・受験・就活など、人生の岐路に立たされた若年層が自信の人生を悲観してオワコンと表現するケースがあります。
特に、Twitterに代表される拡散系SNSの中で、そうした嘆きともとれるツイートが散見されます。
ニート・ひきこもり・無職はもちろんのこと、派遣社員や正社員であっても人生に対する絶望を表す表現としてオワコンが使用されています。
6)オワコン=稼げなくなった
例文:「ブログ・仮想通貨はもうオワコン」
プロブロガーやアフィリエイターといった、ネットで生計を立てている人物がこのように発言することがあります。
特に有名なのはイケダハヤト(通称:イケハヤ)に代表される数万人規模のフォロワーを抱える炎上系ブロガーです。
こうしたインフルエンサーと呼ばれる人たちは、副業やお小遣い稼ぎと称して新しいジャンルをおすすめする一方、一転して「ブログはもうオワコン」と稼げなくなったことを嘆く発言を繰り返すことでも有名です。
7)オワコン=終わったコンビニ
例文:「なんだ、ここのコンビニもうオワコンじゃん」
2019年初頭に起こったコンビニオーナーによる訴えをきっかけとして、大手コンビニチェーンが次々と24時間営業を見直す動きが広がっています。
こうした流れの中、24時間営業を取りやめて閉店時間を設けるコンビニが増えてきたことを受けて、営業終了(=終わった)コンビニのことを終わコン、と略す人たちがすでに現れ始めているようです。