SMS(ショートメール)とMMSの違いをわかりやすく解説【とはサーチ】
SMSは番号で送れるメッセージ
SMSはショートメッセージサービスの略で、電話番号を送り先として70文字程度の短い文章を送るのに適しているメールサービスです。
別名ショートメールやCメールとも呼ばれます。
同じキャリア同士であれば670文字まで送れますが1通あたり30円と高額なので日常的に使うには向いていないかもしれません。
LINEなどのアプリを登録する際のSMS認証や、Webサービスにログインする際の2段階認証でしか使わないという人も多いと思います。
SMSのメリット
- 電話番号だけでメールが送れる
- 同じキャリア同士なら無料で送受信できる
- LINEなどのSMS認証に使える
- 他社携帯・海外携帯にも送れる
- キャリアからのお知らせが届く
- 緊急地震速報(エリアメール)が受信できる
- 対応機種であれば絵文字も送れる
SMSのデメリット
- 送れる文字数が少ない
- 写真や動画は送れない
- メールに件名が付けられない
- 料金が高い
- 格安SIMで使うには追加料金が必要
MMSはケータイメール
MMSはいわゆるケータイメールのことで、Multimedia Messaging Service(マルチメディア・メッセージング・サービス)の略です。
SMSがテキスト(文章)しか送れないのに比べて、MMSでは写真や動画・音声などのファイルも送受信できます。携帯キャリアの提供するサービスなのでキャリアメールとも呼ばれます。
MMSのメールアドレス
- ○○@docomo.ne.jp
- ○○@ezweb.ne.jp
- ○○@au.com
- ○○@softbank.ne.jp
- ○○@i.softbank.jp
- ○○@ymobile.ne.jp
- ○○@uqmobile.jp
- ○○@x.vodafone.ne.jp
MMSのメリット
- パソコン(Eメール)ともやりとり可能
- パケット定額の対象になる(実質無料)
- フリーメール不可のサービス登録に使える
- 写真・画像・動画などの添付ファイルも送れる
- 絵文字・デコメが使える
MMSのデメリット
- 携帯会社(キャリア)を変更すると使えなくなる
- キャリアや機種によってはWi-Fiで送受信できない
- Gmail(Webメール)を迷惑メール扱いして受信できない場合がある
- キャリアごとに使えるアプリが異なっていて分かりづらい
- 格安スマホ・格安SIMではMMSが使えない所が多い
MMSをパソコンで使う方法
MMS(ケータイメール)には、パソコン・タブレットなど複数の端末から利用できるオプションサービスが用意されています。
ただし、Webメールと同じようにブラウザから利用できますが、送信メールは同期されないなどGmailより使い勝手の劣る部分もあるようです。
ドコモメールをパソコンで使う方法
- dアカウントを取得する
- dアカウントにブラウザからログインする
- SMSでセキュリティコードが送られてくる
- セキュリティコードを入力して2段階認証をする
- 信頼済み端末に登録すれば2段階認証は必要なくなる
- 以上で完了
auのメールをパソコンで使う方法
auのメール「○○@ezweb.ne.jp」をパソコンから利用するには、インターネット接続サービス(LTE NET・IS.net・EZ WIN 月額300円)に加入している必要があります。
- au IDを取得する
- au Webメールにブラウザからログインする
- 2段階認証のためのSMSが送られてくる
- SMSの指示に従ってログインを許可する
- 利用規約を読み登録メールを送信する
- 携帯に届いた登録メールのURLをクリックする
- 以上で完了
ソフトバンクのメールをパソコンで使う方法
ソフトバンクのメールをパソコンで使うには、「S!メール(MMS)どこでもアクセス」という有料オプション(月額300円)に加入する必要があります。
セキュリティを強化するために、「どこでもアクセス」にログインすると毎回SMSで通知が届く設定になっていますが後から変更も可能。
- 申込み後に届くメール内の同意設定にアクセス
- 携帯番号とパスワードを入力してログインする
- 3桁のセキュリティ番号が157からSMSで届く
- セキュリティ番号を入力する
- ご利用にあたっての同意事項に同意する
- My SoftBankから専用サイトにログインする
- 以上で完了
まとめ
MMSとSMSの違いをもう一度まとめると「SMSは電話番号で送れる1通ごとに料金のかかるメール」「MMSは写真・動画も送れるケータイキャリアの発行するメール」ということになります。
MMSはパソコンでも利用できますが、オプション料金がかかったり手続きが複雑など少しハードルが高そうです。
最近ではGmailなどのWebメールが便利なので、そちらに移行する人が増えてくるでしょう。