SNSとSMSの違いを5つの具体例でわかりやすく解説【とはサーチ】
SMSとは短文メール
SMSとは、ショートメッセージサービス(Short Message Service)の略で、携帯電話(スマホ・ガラケー)の電話番号のみで短文を送受信できるサービスです。
ドコモではショートメール、auではCメールのサービス名で呼ばれる場合もありますが、基本的な仕組みや機能は同じものになります。
SNSは交流サービス
似たような名前でSNSというサービスがありますが、SMSとは意味の異なる全く別のサービスなので混同しないように注意が必要です。
SNSは不特定多数の人たちとコミュニケーションがとれる交流サービスの総称であり、主にパソコンやスマホから利用します。
5つの違いで解説
以上が「SMSとSNSのざっくりとした違い」になりますが、以下よりスマホ初心者の方を対象にSMSとSNSの具体的な違いを5つに分けて解説していきます。
違い1)料金
SMSの利用には基本料金のような毎月固定で発生する料金はかかりませんが、文字数に応じてメッセージ1通ごとに3円〜30円ぐらいの料金がかかります。
対してSNSは、インターネット回線を使用するのでパケット通信料とかギガ(GB)と呼ばれる通信量がかかってきますが、パケット定額などのプランを契約していれば実質無料で使い放題です。
違い2)文字数
SMSは同じキャリア同士(ドコモ・au・ソフトバンク)だと670文字まで送れるようですが、他社ケータイには70文字までという上限があります。
また、一部の古い機種やアプリのアップデートをしていない場合でも70文字までしか対応できないケースがあります。
一方、SNSはサービスによって送れる文字数に違いはありますが、1000文字〜1万文字といった長文テキストを送れるサービスが多いようです。
違い3)やり取りできる相手
SMSは、携帯電話の電話番号さえ知っていればわざわざ登録などしなくても簡単にメッセージを送信できる仕組みになっていて、基本的に1対1のやり取りに使用します。
一方、SNSは事前に会員登録をしてアカウントを取得しないと利用できませんが、友達の友達など気になる人を沢山フォローするなど複数人でのやり取りをするのに向いています。
違い4)機能
SMSは基本的にテキストメッセージのみで、絵文字が送れるのも一部の対応機種に限られています。
一方、SNSには写真や動画を送ったり、「いいね」「リツイート」といったSNS特有の様々な機能があります。
違い5)安全性
SNSはインターネット上のサービスなので世界中の誰とでもコミュニケーションできる反面、一歩間違えれば「個人情報の流出」や「炎上」といった被害に遭遇する危険性もあります。
SMSにも無作為に選んだ電話番号宛にメッセージを送りつけてくる迷惑メールが来ることがありますが、SNSに比べれば比較的安全と言えるでしょう。
SMSの特徴
SMSは携帯電話を契約し電話番号を取得するだけで、特別な申し込みをすることなく簡単にメールを送受信できるサービスです。
また、LINEでいう所の既読にあたる送達通知という機能(無料)があり、宛先に無事にメッセージが届いたことを知らせる確認メールを受け取ることができます。
SMSはどういう時に使う?
- キャリア(ドコモなど)からのお知らせ
- 宅配業者からのお届け予定・不在通知
- クレジットカード会社からのお知らせ
- 金融機関からの重要なお知らせ
- 緊急地震速報・Jアラートなどのエリアメール
- プリペイド携帯などの無料期間終了のお知らせ
- 圏外・電源OFF時の不在着信通知
- 本人確認(SMS認証・2段階認証)
ケータイ会社からのお知らせが届きます
SMSはドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアからのお知らせに利用されています。
具体的には、「毎月のケータイ料金が確定した際のお知らせ」「圏外や電源オフの際にかかってきた不在着信の通知」などが送信されます。
SMSは重要なお知らせに利用されています
また、SMSは電話番号を元にして送受信を行うため、Eメールにありがちなメールアドレスの打ち間違いなどが起こりにくく確実に本人に届くという特徴があります。
そのため、金融機関からのお知らせ・緊急地震速報・本人確認(SMS認証)などの重要なお知らせに利用されています。
2018年に登場した新しいSMS
2018年5月9日より、SMSの進化形とも言われる+メッセージ(プラスメッセージ)が登場しました。
+メッセージはテキストだけでなく写真や動画はもちろんのことスタンプも送れるので、まるでLINEのようだと評価されています。今後のSMSはSNSとの違いがほとんどなくなっていくのかもしれません。