SNS15種類の特徴を一覧形式でまとめて解説【とはサーチ】
日記系SNS
Facebookに代表される日記系SNSでは、職業・年齢・性別・学歴・職歴などのプロフィールを充実させて、しっかりとした人間関係を築いている人が多いという特徴があります。
顔写真を載せている人も多く、単なる交友関係を広げるというよりも人脈作りを目的とした「大人なSNS」と呼べるかもしれません。
ユーザーの年齢層も他のSNSと比較して30代以降の社会人が多くなっていて、良くも悪くも「仕事」や「お金」の匂いがどことなく漂っている印象があります。
1.Facebook(フェイスブック)
Facebookは自己紹介(プロフィール)や日記を書いて、それに対してコメントをもらうといういわゆる元祖SNSの世界標準です。
他のSNSがハンドルネームなどの匿名を許可しているのに対して、Facebookは基本的に本名(実名)での登録を義務化していて、30代〜40代の社会人を中心に利用されています。
実名制であることに加えて顔写真を掲載しているユーザーも多いことから、ビジネス面での利用が活発で現実社会への影響力が強いことも特徴です。
2.mixi(ミクシィ)
mixi(ミクシィ)は2004年にサービスを開始した日本で最も古い日記系SNSで、2012年ごろにFacebookに追い抜かれるまでは最も多くのユーザー数を抱えるSNSでした。
申請・許可を経て友だちとなった相手のことをマイミクと表現しますが、誰がいつ自分のページに訪問したかが分かる「足あと」機能や、マイミク同士で相手の紹介文を書ける機能など、非常にマイミク(友人)を意識しやすい作りとなっているのが大きな特徴です。
また、コミュニティ機能も充実していて、趣味・趣向を通じた友だちを作りやすい環境が整っているため、実際に対面して交流を深めるオフ会も活発に行われていました。
3.Google+(グーグルプラス)
Google+(グーグルプラス)は2011年に開始したSNSサービスで、Facebookやミクシィと比べるとやや遅れて登場したこともあり、まだ日本ではあまり普及していません。
ですが、フォロワーを「家族」「友人」「会社」「趣味」など細かくカテゴリー分けできるサークル機能や、メンバー別・サークル別・国別・年齢別など非常に細かく公開範囲を設定できる機能など、プライバシーの管理に力を入れている点が支持されています。
また、最大10人までのビデオ通話やグループチャットにも対応したハングアウトという通話アプリとも連携していて、特にAndroid(アンドロイド)デバイスでの使い勝手が良くなっているのが特徴です。
4.LinkedIn(リンクトイン)
LinkedIn(リンクトイン)はアメリカ生まれのビジネス特化型SNSで、2016年にマイクロソフトが買収したことでも話題になりました。LinkedIn(リンクトイン)最大の特徴は、資格やキャリアなどを公開し、まるで履歴書の様に使える点です。
事実、LinkedIn(リンクトイン)では、楽天やパナソニックといった有名企業が採用ツールとして活用していて、企業と人材、人材と人材とを結ぶ人材活用を目的として利用されるケースがほとんどです。
ただし、日本人はこうしたビジネス目的であってもFacebookを活用するユーザーが多く、まだあまり普及しているとは言えないのが現状です。
チャット系SNS
LINEに代表されるようなチャット系SNSは、別名「メッセンジャーアプリ」や「インスタントメッセンジャー」とも呼ばれ、主に1対1でのリアルタイムな会話に使われることの多いSNSアプリです。
国や地域によって流行っているアプリに大きな偏りがあるのもチャット系SNSの一つの特徴と言えるかもしれません。
5.LINE(ライン)
LINEは若年層から年配層までの幅広いスマホユーザーが利用しているSNSアプリで、スタンプと呼ばれるユニークな画像を使ったチャット機能(トークと呼ばれる)が特徴です。
登録にはケータイ番号が必要なので複数アカウントを取得することが難しく、家族や友人といった比較的親しい間柄でのコミュニケーションに利用されています。
また、サークルやクラスメイトといった複数人での会話に便利なグループチャット・グループ通話という機能があり、旧来のキャリアメールやSMS(ショートメッセージ)からの置き換えが進んでいます。
6.カカオトーク
カカオトークは韓国版LINEとも表現されるLINEによく似たSNSアプリです。
当初は5人で同時に通話できる機能が最大のウリでしたが、2016年にLINEが最大200人でのグループ通話機能をリリースして以降は見劣りしてしまう点は否めません。
トークやスタンプなどの基本的な機能はLINEとほぼ同じなので、現状はLINEでは繋がりたくない人とのコミュニケーション手段として、第二のLINEのような感じで使っている人が多いのかもしれません。
7.Viber(バイバー)
Viber(バイバー)はもともとキプロスの会社が開発したSNSアプリでしたが、2014年2月14日に楽天に買収されて以降は日本語対応が進み、次々と独自の機能を追加し人気が高まっています。
特に興味深いのは、友だちにメッセージを送ったり紹介によって新たなユーザーを参加させることで楽天スーパーポイントが溜まる点です。
その他にも、LINEにつきもののの既読機能のON・OFFが選択できたり、スナップチャットのように見るとすぐに消える写真や動画が送れたり、スカイプのようにファイル送信ができたりとかゆい所に手の届く機能が満載です。
8.WhatsApp(ワッツアップ)
WhatsApp(ワッツアップ)は世界で10億人以上と最も多くのユーザーに利用されるNo.1アプリと呼ばれるSNSアプリです。
特にヨーロッパ地域でのシェアが高く、2014年にFacebookによって買収され話題となりました。
LINEとの大きな違いは、「スタンプがなく機能がシンプル」「広告がつかない」「電話帳に登録されている人以外とは繋がれない」という点です。
また、相手がオンライン中かどうかが分かったり、最終接続時刻が表示されたり、スカイプに近い機能があるのも特徴です。
拡散(かくさん)系SNS
Twitterに代表されるような拡散系SNSには他人の投稿を転載(コピー)できる機能があり、この機能のおかげで情報が瞬時に広まるいわゆる拡散するという特徴を持っています。
拡散系SNSには他に、ブログとTwitterの中間に位置するTumblr(タンブラー)や、自作系SNSにも分類されるMastodon(マストドン)などがあります。
拡散系SNSは別名、ミニブログ・マイクロブログ・つぶやきサイトとも表現される場合があります。
9.Twitter(ツイッター)
Twitterは10代・20代の若年層の間で特に流行っているSNSで、ツイート(つぶやき)と呼ばれる140文字の短文を投稿することで気軽な人間関係を築けるサービスです。
他人のつぶやきをコピー・転載できるリツイートという機能があり、情報がねずみ算式に広まる(拡散)という特徴を持っています。
ただ、このリツイートによる拡散が世間の思わぬ反応を生み、いわゆる炎上という現象を起こしてしまうことが問題として挙げられます。
10.Tumblr(タンブラー)
Tumblr(タンブラー)はブログとTwitterの良いとこを足したようなSNSで、「長文も書けるTwitter」もしくは「拡散機能のあるブログ」と表現できます。
基本的な機能は、テキスト・画像・動画・音声などの気に入ったコンテンツをひたすら投稿していくというもの。
Tumblr(タンブラー)最大の特徴は、リブログと呼ばれるTwitterで言うところのリツイートのような機能です。
自分のメイン画面(ダッシュボードと言います)に次々と表示される投稿の中から気に入った記事を見つけたらリブログをします。
こうすることで、その気に入った記事を自身のフォロワーに対してオススメしたり拡散できるのがTumblr(タンブラー)の面白いところなのです。
旧来のブログやTwitterでは物足りないと感じる上級者向けSNSなのかもしれません。
11.Mastodon(マストドン)
Mastodon(マストドン)はTwitterによく似たSNSですが、最大の特徴はオープンソースで提供されていて、いわゆる自作系SNSにも分類される上級者向けのSNSだという点です。
ユーザー自身がサーバーを用意しそこにマストドンの環境(ソフトウェア)を構築できるため、誰もが自由に利用者だけでなく管理者にもなれるという点が大きな特徴です。
個々のサーバー(インスタンスと呼ばれます)管理者によって比較的小規模なコミュニティとして管理・運営されているため、TwitterやFacebookのように一社による集中管理体制と比べて、規約違反などの有害な行為が起きにくいとされています。
このインスタンス(サーバー)は国や街に例えられ、国同士・街同士での交流があったり、逆に迷惑なユーザーの多いインスタンスとは接続を遮断して国交断絶のような状態にすることも可能です。
写真系SNS
写真系SNSの代表格はInstagram(インスタグラム)です。特に女性ユーザーの利用率が高く、Pinterest(ピンタレスト)やSumally(サマリー)のように「モノ系SNS」・「物欲刺激系SNS」とも呼ばれる新しいジャンルが登場しています。
12.Instagram(インスタグラム)
インスタグラムは通称インスタとも呼ばれる写真を中心としたSNSで、テキスト中心だった時代とは違う新しいユーザー層(流行に敏感な20代〜30代の女性)を中心に急速に利用が広まっています。
芸能人や有名人のアカウントも増加傾向にあり、オシャレで見栄えの良い写真を意味するインスタ映え(SNS映え)という流行語を生み出すなど、SNSの中でもとりわけ華やかなイメージで語られることが多くなっています。
また、特にフォロワー数が多く影響力の強いユーザーの中には、企業からの依頼をもとに商品紹介やプロモーションを請け負って報酬を得る”インスタグラマー”と呼ばれる人たちも登場しています。
13.Snow(スノー)
Snow(スノー)は、とにかく簡単に写真が「盛れる」という特徴をもった写真加工アプリで、中高生を含む10代に人気のあるSNSです。
基本的な機能は、カメラと連動させて顔認識させたあとに犬や猫などの動物に変身させたり、うさ耳やヒゲなど様々なフィルターを使って自分の顔に装飾を施すといったものになります。
Snowの凄い所は、動物の顔に変身させたままリアルタイムに口の動きやまばたきなども連動させられる点です。
さらに、カメラに映った人物の顔を入れ替えたり、合成した顔のまま動画メッセージやビデオ通話を行うこともできます。
14.Pinterest(ピンタレスト)
Pinterest(ピンタレスト)は海外の女性に人気の写真系SNSで、楽天が2012年に50億円の出資をしたことでも話題になりました。
Pinterestの機能は、まず”ボード”と呼ばれる画像を保存するための”テーマ”を作り、そこにお気に入りの画像や動画をピンする(投稿する)というものです。
面白いのは、フォローする対象がユーザー単位だけでなく、ボード単位(テーマごと)にも選択できる点です。
この「テーマごとに受け取れる情報を取捨選択できる」という機能のおかげで、欲しい商品や行ってみたい場所など憧れの対象をコレクションできる点が女性に支持されている理由になっています。
15.Sumally(サマリー)
Sumally(サマリー)は日本生まれの写真系SNSで、シューズ・バッグ・財布・インテリアなど様々なモノに対して「want it(欲しい)」か「have
it(持っている)」かを選択していくことで「モノの百科事典」を作ることをコンセプトにしています。
Sumallyマーケットプレイスでは、「want(欲しい)」に指定した商品を他のユーザーが「have(持っている)」に指定した場合、その商品をアプリ上で売買できるという”まるでメルカリ”の様なサービスもあります。
さらに、Sumally Pocket(サマリーポケット)では、トランクルームのように荷物を預けるだけで一点一点写真を撮影してクラウド上で管理ができ、必要に応じてクリーニングや補修をしたりそのまま出品することも可能です。