BluetoothとWi-Fiの違いをわかりやすく解説【とはサーチ】
BluetoothとWiFiには6つの違いがある
スマートフォンの普及によりBluetoothとかWi-Fiという表記を見かけることが多くなりました。
Bluetoothはヘッドホンとかで使ってて、WiFiはインターネットするやつでしょ?ぐらいの知識はあっても、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?このページではBluetoothとWi-Fiの違いについてまとめてみたいと思います。
違い1)通信速度
Bluetoothの最大通信速度は24Mbpsですが、Wi-Fiは6900Mbpsと桁違いに高速です。
インターネットなど高速通信を必要とする用途においては圧倒的にWiFiにメリットがあるのが分かります。
スマートフォン用のヘッドホンではBluetooth採用の機器を多く見かけますが、通信速度が低く音声を圧縮して送るため音質が悪いというデメリットがあります。
違い2)通信距離
Bluetoothは最大で10m程度の近距離通信に使われる方式ですが、Wi-Fiは100mという長距離でも通信が可能です。
違い3)安定性
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzという2種類の帯域を持っているため、環境や状況に応じて周波数を使い分けることができ通信が安定しています。そのためインターネット通信に向いていると言えます。
一方、Bluetoothは2.4GHzの一種類にしか対応していないため、電子レンジなどと電波干渉を起こした場合通信が途切れる可能性が高くなります。
違い4)消費電力
Wi-Fi通信は無線LAN機器などの場合、電源コンセントから電力を供給するためそれほど消費電力を気にすることはないと思います。
しかし、スマートフォンでWiFiを利用してインターネットをする場合はバッテリーの消費が速く、通常の3G・LTE回線に繋ぐ場合はOFFにすることが推奨されています。
一方、BluetoothはWiFiよりも省電力な方式なので、乾電池やボタン電池で動く機器に向いていると言えます。
違い5)ネットワーク構成
WiFiはWiFiルーターなどを親機として複数の子機(パソコン・スマホ・プリンターなど)を接続し、ネットワークを構築することができます。
しかし、Bluetoothは基本的に1対1の接続でありWiFiのような複雑なネットワークを作るのには向いていません。
違い6)接続の複雑さ
WiFiにはa,b,g,n,acなどの複数の規格があるが、基本的な違いは通信速度だけだ。そのため、仮に対応規格の違う機器を接続しても通信速度が遅くなるだけで通信そのものができなくなるわけではない。
一方、Bluetoothにはステレオ再生やハンズフリーなど機能ごとにプロトコルを標準化したプロファイルというものが存在する。
接続する機器同士が同じプロファイルに対応していないとその機能が利用できなくなるため、接続にあたってはwifiよりも複雑だと言える。