ファイルとフォルダの違いを初心者にもわかりやすく解説【とはサーチ】
ざっくりとした違い
パソコンやスマホを使っているとファイルとかフォルダという言葉をたびたび目にする機会があると思います。
ざっくりとした違いを説明すると、「ファイルとは、写真・動画・テキストなどまとまりを持った一つ一つのデータのこと」「フォルダとは、複数のファイルを整理して保存するための入れ物のこと」と言い換えることができます。
ただ、これだけではまだよく理解できないという人のために、以下より詳しく解説していきたいと思います。
ファイルとは?
ファイルには大きく分けて、プログラムファイルとデータファイルの2種類があります。
プログラムファイルとは、OS(基本ソフト)やアプリケーション(アプリ)とこれらに付随する種々のソフトウェア全般を指します。
一方、データファイルとは、スマホで撮影した写真や動画、パソコンで作成したエクセルのファイルや文章など、ユーザーが自分で作成したオリジナルのファイルを指します。
ファイル形式
ファイルには、そのファイルの種類を示した拡張子(かくちょうし)という文字列が割り当てられていて、それぞれに対応したアプリケーションが存在します。
たとえば、画像であればjpg(jpeg)・gif・PNG、動画であればMOV・H.264・MP4、といったようにファイル名の末尾を確認することで、そのファイルがどういう形式なのかを知ることができます。
通常はこれらファイル形式(ファイルフォーマットとも呼びます)を意識することなく利用することができますが、友人から送られてきたファイルやネット上からダウンロードしてきたファイルなどは、対応するアプリケーションがないと開けない(再生できない)場合があります。
その際に重要になってくるのがこの拡張子であり、拡張子を確認することで(CSV形式ならエクセルで開けます)対応するアプリケーションが分かるのです。
フォルダとは?
フォルダが何かを理解するためには、まずは「ファイルがどこに保存されているのか?」を考えてみるといいでしょう。
パソコンやスマホにはアプリやデータを保存しておくためのストレージが必ず存在しています。
ハードディスクとかSSDとかSDカードとか、ちゃんとモノとしての保存場所がありますよね?
スマホで撮影した写真とかパソコンで作成した文書などは必ず、このモノとしての保存場所(=ストレージ)に保存されるわけですが、やみくもに保存しまくっているとファイルが増えすぎて収拾がつかなくなってしまいます。
そこで重要になってくるのがフォルダなのです。
フォルダの中のフォルダ
フォルダはストレージのように実体があるわけではありませんが、複数のファイルをひとまとめにして分類したり整理したりするための「入れ物」のような働きをします。
たとえば、「音楽」「動画」「ゲーム」のようにファイルの種類で分類してもいいですし、写真やメモ書きなどを「1月分」「2月分」と時系列に分類してもいいですね。
さらに、フォルダはフォルダの中に作ることもできるので、「音楽」フォルダの中に「邦楽」とか「洋楽」といったフォルダを作ることも可能です。
まとめ
以上をまとめると、こうなります。
ファイル=写真・動画・テキストなど自分で作成したデータのことで、末尾の拡張子によってファイル形式が決められている
フォルダ=複数のファイルをひとまとめにして整理するための「ただの入れ物」で、拡張子はつかない