リマインダーとは?便利な使い方を具体例で解説
リマインダーとはどんなアプリ?
iPhoneを購入すると最初からインストールされているアプリの中にリマインダーというものがあります。
単なる”やることリスト”(ToDoリスト)だと思っている人もいるかもしれませんが、実はこのアプリには覚えておくと得する便利な機能がたくさんあります。
特に、やらなければいけない事をスグに忘れてしまう様な忘れっぽい人にオススメのアプリです。
リマインダーの意味
リマインダー(Reminder)は英語で「何かを思い出させるための合図」といった意味になります。
そこから転じて特にパソコン・スマホ用語としては「日時・場所に応じて予定を知らせてくれるアプリ」の総称として使われています。
リマインダーの便利な使い方
リマインダーアプリはiPhoneだけでなくAndroidでも沢山出ていますが、ここではiPhone・iPadに最初から入っているiOS標準のリマインダーを例に、便利な使い方を解説していきたいと思います。
日時を指定して予定を知らせる
リマインダーに予定を登録して日時を指定すると、その時間にアラーム音を鳴らして知らせてくれます。
※たとえばこんな使い方ができます
- ゴミ出しの当日に知らせてくれる
- スーパーの特売日を知らせる
- お気に入りのテレビ番組の時間を知らせる
- 薬を飲む時間を知らせる
- 家族や恋人の誕生日・記念日を知らせる
- レポートの締め切り日を知らせる
- クリスマスケーキの予約期限を知らせる
ゴミ出しの収集日を知らせてくれる
皆さんはゴミの収集日、ちゃんと覚えていますか?燃えるゴミだけなら覚えてる人もいると思いますが、特に分別の細かい地域などは「カン」「ビン」「ペットボトル」「紙類」「布類」等50種類以上にも分かれているそうです。
しかもゴミの収集日は非常に複雑になっているケースが多く、ゴミによっては「月に一回、第三月曜のみ」というものもあったりして、その日を逃してしまうと次のゴミ出し日まで出せずとても不便を感じます。
もうごみカレンダーはいらない
そんな時、リマインダーを使えば面倒なゴミの収集日をその日の朝に定期的に知らせてくれます。
「ごみ収集日」というリストを作り、その中に「金属」「プラ」と書いていき、日時を設定していけばいいのです。
時間は当日の朝7:00に設定してもいいですし、前日の夜に設定してもいいでしょう。
こうすれば、いちいちゴミカレンダーとにらめっこをしなくても、もうゴミの収集日を忘れることはなくなります。
繰り返し、同じ通知を出すこともできます
リマインダーには繰り返し通知する機能もあり、非常に細かい指定ができます。
たとえば、単純に「毎週金曜」という設定はもちろんのこと、「5日ごとに知らせる」という設定もできますし、「毎月の第三日曜」という指定もできるのです。
これを利用すれば、隔週の予定や年に数回しかない様なついつい忘れがちな予定にも対応できます。
地図で指定した場所に着いたら知らせる
リマインダーでは、地図上で指定した場所に近づいた際に知らせるという使い方もあります。
予定の詳細から「指定場所で通知」をオンにして場所をタップすると「検索または住所を入力」という欄が現れます。
ここに例えば「イオン」と入力すると近くのイオンの店舗が出てきますので目的の店舗を選択して下さい。
半径100m以内に入ったら通知してくれる
すると目的の場所が地図上に赤いピンで表示され、青い円で囲まれているのが分かります。
この青い円は目的の場所から半径100mの範囲を表していて、この円の中に入った時に通知が来る仕組みになっています。
青い円の上の黒い丸を動かすとこの円のサイズを変更できるので、より早い段階で知らせてほしい場合は円のサイズを大きくするといいでしょう。
※たとえばこんな使い方ができます
- 自宅に着いたら通販で○○を注文する
- スーパーに行ったらついでに○○にも寄る
- チェックしておいた店の近くに来たら知らせる
- 初めて行く場所の近くまで来たら通知する
- 営業マンのお得意先を知らせる
指定した場所から離れた時に知らせる
先ほどとは反対に指定した場所から離れた場合に知らせるという使い方もできます。
場所を指定する画面で「出発時」を選択するとこの機能が利用できます。
たとえば、「現在の場所」という表示をタップすると赤いピンの立ったマップが出てきます。
この赤いピンの立っている場所が、現在あなたのいる場所になりますので、「そこから半径○mより外に出た」タイミングで予定が通知される仕組みです。
※たとえばこんな使い方ができます
- 外出時にガスの元栓を締めるよう通知する
- 家を出る時に忘れがちな物を毎回通知する
- 子供が自宅から離れすぎた事を親に知らせる
「○○から離れた時に知らせる」機能は、主に自宅から離れた時に便利だと思います。
たとえば、ガスの元栓を締めるとか、ハンカチやカギなど外出時にうっかり忘れがちなものを毎回通知する、という使い方ができます。
子供の安全確認にも使える
その他にも、子供が自宅から半径5km以上離れた場合にメールで知らせる等、親の心配を軽減してくれる使い方もあると思います。
そもそもスマホを持たせる事自体が心配という声もありますが、機能が限定されたガラホという携帯もありますのでそちらを検討してみるのも一考かと思います。
出れなかった電話にかけ直すよう知らせる
電話がかかってきたけど取り込み中で応答できなかった。こんな事ってよくあると思います。
リマインダーを使うと、後でかけ直したい時に「○○さんにかけ直す」という通知を表示させることができます。
かけ直しリマインダーの設定方法
電話の着信時に表示される赤い拒否の上にある「後で通知」をタップします。
ここで表示される、「1時間後」を選択すると1時間後にかけ直しの通知が表示されます。
「ここを出るとき」を選択すると、今いる場所から離れたタイミングで通知が表示されます。
万が一、通知が出たタイミングでも都合が悪い場合は、オプションから再通知を設定することが可能です。
優先順位を設定できます
リマインダーの各予定には優先順位をつけることができます。
通常、優先順位は「なし」に設定されていますが、!(ビックリマーク)の数で優先順位を変えることができ、同じタイミングで通知される予定が複数ある場合はこのビックリマークの多い順に通知されます。
リマインダーの音を消す方法
リマインダーで鳴らす音を変更したい場合は、「設定」 → 「サウンド」 → 「リマインダーの通知音」で変更できます。
通知音と着信音は別に設定できるので紛らわしくなることもなく安心です。
また、バイブレーションをONにして通知音を「なし」にしておけば仕事中や映画館でも周りの人に気づかれずに確認することができます。
設定を間違えて通知が何度も出る場合
リマインダーの通知が出た際に、左に「閉じる」右に「オプション」という表示が出ると思います。
そのオプションをタップするとさらに「表示」「再通知」「実行済みにする」「閉じる」という4つの表示が出ます。
ここで「実行済みにする」を選択するとこの予定が消え、以後通知が出なくなります。