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SIMロック解除とは

SIMロック解除の義務化

SIMロック解除とは、ドコモなどの端末を他社のSIMカードで使えるようにすること。2015年5月より、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に対してSIMロックの解除が義務化されました。この措置により、手持ちのスマホに話題の格安SIMを入れて使うことができるようになり、通信料の大幅な節約が可能になったのです。ただし、全てのユーザーにとってメリットがあるわけではなく、利用にあたってはいくつかの注意点もあります。

SIMロック解除のメリット

メリット(1) 通信料が大幅に安くなる

SIMロックを解除する最大のメリットはやはり料金の節約にあります。MVNOの提供する格安SIMは2013年ごろから普及しはじめましたが、これに乗り換えることで一月1000円以下で運用することも可能なのです。今までほとんど選択肢がなかった料金プランですが、今後は費用とサービスのバランスを考えて最適なプランを選択することが可能になります。

メリット(2) 2年縛りから開放される

端末代を分割で払うことで必然となってしまった2年縛りという制度。中途解約には1万円もの解除料が発生し、しかも解約できる期間が限定されるなど、非常にわずらわしい制度ですよね。しかし、SIMロックを解除して格安SIMに乗り換えることでこの2年縛りから開放されることになります。今後はより良いサービスを求めてMVNO各社を渡り歩く光景が日常となるかもしれません。

メリット(3) 
同じ機種を使い続けることが可能

今まで他社のサービスに魅力を感じてキャリアを変更する場合、MNPで電話番号を継続することはできても、機種は新たに購入しなければなりませんでした。特に年配の方にとっては使い慣れた機種から全く新しい機種になるというのは、機能の進化よりも一から操作に慣れなければいけないデメリットの方が大きかったはずです。その結果、毎月の料金が高いと感じつつも同じキャリアで使い続けることを半ば強制的に強いられてきたわけです。

しかし、SIMロック解除の義務化により、ドコモで買ったiPhoneを月額1000円の格安SIMで利用する、といった事が可能になったわけです。一度SIMロック解除をしてしまえば、たとえ通信事業者を変更したとしても端末が壊れないかぎり何年でも使い続けることができるのです。

メリット(4) 海外旅行で便利になる

海外出張や旅行の際、今までは高額な国際ローミングサービスを利用したり、使い慣れない端末をレンタルする必要がありました。しかし、SIMロック解除をした端末を持っていれば、現地のプリペイドSIM等を購入して普段と同じスマホで通信・通話ができます。

メリット(3) 海外旅行で便利になる

海外出張や旅行の際、今までは高額な国際ローミングサービスを利用したり、使い慣れない端末をレンタルする必要がありました。しかし、SIMロック解除をした端末を持っていれば、現地のプリペイドSIM等を購入して普段と同じスマホで通信・通話ができます。

メリット(4) 
同じ機種を使い続けることが可能

今まで他社のサービスに魅力を感じてキャリアを変更する場合、MNPで電話番号を継続することはできても、機種は新たに購入しなければなりませんでした。特に年配の方にとっては使い慣れた機種から全く新しい機種になるというのは、機能の進化よりも一から操作に慣れなければいけないデメリットの方が大きかったはずです。その結果、毎月の料金が高いと感じつつも同じキャリアで使い続けることを半ば強制的に強いられてきたわけです。

しかし、SIMロック解除の義務化により、ドコモで買ったiPhoneを月額1000円の格安SIMで利用する、といった事が可能になったわけです。一度SIMロック解除をしてしまえば、たとえ通信事業者を変更したとしても端末が壊れないかぎり何年でも使い続けることができるのです。


SIMロック解除のデメリット

デメリット(1) 
手厚いサポートが受けられなくなる

一方、SIMロック解除をしてしまうと当然ながらデメリットも生じます。大手キャリアと縁を切ることで紛失や水没・盗難といった際に格安で端末を購入できるといった手厚いサポートが受けられなくなります。ドコモショップに代表されるキャリア直営の店舗に頻繁に足を運んでお世話になる人はそのあたりの事も十分に検討する必要があるでしょう。

デメリット(2) 
通信速度・品質が低下する場合もある

SIMロック解除をした端末には、基本的に格安SIMを挿して使用することになると思いますが、MVNOはドコモなどの回線をレンタルしているに過ぎないので、通信速度や通信品質に関しては親元より低下する可能性があります。特に利用者が急増する混雑時間にはその傾向が顕著に現れるかもしれません。

デメリット(3) 
ケータイアドレスが使えなくなる

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったメールアドレスは、それぞれのキャリアが独自に提供するメールサービスです。つまり、SIMロック解除をしてキャリアとの関係を断ち切ってしまうと、当然ながらこのアドレスは送受信ともに使えなくなってしまいます。長年使い続けているメールアドレスがある場合は、その後の対応も含めて十分に考える必要があります。

デメリット(4) 
テザリングやおサイフケータイが使えない

ドコモ・au・ソフトバンク共通の問題として、SIMロック解除をしてもAPNロックというものが残り、他社SIMではテザリングができない場合があります。また、おサイフケータイなど電子マネーの利用にも支障をきたす可能性があるとの事。


注意点

通信料が安くなるからといって安易にSIMロック解除をしてしまうと以下のような種々の問題にぶつかります。自分の契約しているキャリアはどこか?端末のスペック・詳細を調べた上で実行に移しましょう。

1)通信方式が対応しているか?

現在、携帯電話の通信方式には2種類があります。ドコモ・ソフトバンクの採用するW-CDMAという方式と、auが採用するCDMA2000です。この通信方式の違いにより、SIMロック解除をしたドコモの端末にauのSIMカードを入れても通信・通話はできないことになります。つまり、格安SIMでの運用を考えた場合、ドコモ系(W-CDMA)のSIMか、au系(CDMA2000)のSIMかをまずは選択することになります。

2)対応周波数(バンド)で通信品質が変わる

携帯電話の電波には複数の周波数(バンド)があり、キャリアごとに対応バンドはバラバラです。そして、各キャリアで販売される端末はそのキャリアで使うことを前提に製造されているため、たとえば同じiPhoneであってもドコモ版・au版・ソフトバンク版では対応しているバンドが異なります。

プラチナバンドという言葉を聞いたことがあると思いますが、各バンドは繋がりやすさや速度が異なっていて、LTE用のバンドや3G用のバンドに細かく分かれています。そして、複数のバンドを使い分けたり時に併用したりして通信品質を確保しているわけです。しかし、端末とそこに挿れるSIMカードの対応バンドが合っていないと、通信速度が出なかったり繋がりにくくなったりするわけです。

3)格安SIMの契約にはクレジットカードが必要

SIMロックを解除したあとに格安SIMを挿して使おうと思っている方は、予め各事業者の支払い方法をよく確認して下さい。ほとんどのMVNOではクレジットカード払いとなっていますので、持っていない人は新たにカードを作るかコンビニなどで購入できるプリペイドSIMを利用するという形になるでしょう。

SIMロック解除を必要としないケース

ドコモと契約中の端末を持っている人は、ドコモ系MVNOのSIMで運用すればSIMロック解除をしなくても利用できます。同じように、au(KDDI)端末であればau(KDDI)系MVNOのSIMで運用できますが、2015年現在UQ Mobileとmineo(マイネオ)の2社に限られています。



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