辞書的キーワード選定の基本 - アドセンスで10年稼ぐ
辞書サイト的キーワード選定方法
ここでは、主にアドセンスによる収益化を目的としたアフィリエイターに向けて、「○○とは何?」といったタイトルで検索上位を狙っていくための辞書サイト的キーワードの選定方法を解説していきます。
これからアドセンスサイトを始めようと考えている方の場合は新規に辞書サイトとして設計するのが望ましいですが、すでに雑記ブログなどを運営中であれば「○○用語集」などのカテゴリを設けて辞書ページを追加する形でも問題ないと思います。
キーワードツールに頼らなくても稼げます
キーワード選定というと、Googleのキーワードプランナーや有料・無料のツールを使うのが一般的なようですが、辞書サイト的キーワード選定ではそれらツールに頼る必要はありません。
そもそも多くのブロガーやアフィリエイターがキーワード選定ツールを使う理由は何なのでしょう?ロングテールを狙うため?それともネタ切れになってしまったから?
辞書サイトであればそんな悩みとは無関係にページを量産できます。
辞書サイトで収益化できるキーワードは無限
「○○とは?」「○○の意味」こういったパターンに対して「○○」に入るメインキーワードを探していくだけでいいのです。しかも、辞書サイトで扱えるメインキーワードは星の数ほどあり、どこにでも転がっています。本当に何でもいいです。
「100万ページを超える百科事典ウィキペディア(Wikipedia)に、もしもアドセンス広告が貼ってあったら?」という事を想像してみて下さい。辞書サイトで狙えるキーワードは無限にあります。
辞書サイトの可能性を示すリンク集
509の辞典・辞書・事典・用語集へのリンク集 - 辞典横断検索 Metapedia
SEOキーワードの分類
当サイト内では、SEOキーワードを以下の3種類に分類し解説していきます。
メインキーワード
メインキーワードは辞書サイトで解説すべき単語そのものです。たとえば、「SNS」「アベノミクス」「円高」のように基本的に「1語で構成されるビッグワード」を指します。
これらメインキーワードは「○○とは」とほぼイコールとなるケースも稀に存在しますが、大抵は「○○とは」よりも広い検索意図を含むため、上位を狙っていくためには関連ページを複数作成する必要があり難易度は非常に高くなります。
ターゲットキーワード
ターゲットキーワードは、「○○とは」の様にメインキーワードに「とは」を加えたもので、辞書サイトで最終的に検索1位を狙っていくべきキーワードとなります。検索ボリューム的にはミドルワードに該当する場合が多くなります。
サブキーワード
サブキーワードは、「○○とは」よりも検索ボリューム及び競合性の低い、第2候補・第3候補となるような複合キーワードでスモールワールドに該当します。
たとえば、「○○ 意味」「○○ メリット」「○○ 種類」のように○○の解説として多くのユーザーが知りたいと思う基本事項がこれに当てはまります。
キーワード選定の基本
1)長期的なトレンドを意識する
検索で上位表示を達成してまとまった収益を生むまでにはそれなりの期間を要します。
仮に新規ページを作ったとしてもターゲットキーワードで1ページ目(10位以内)に入るまでには早くても数ヶ月、長い場合は1年以上かかるケースだって実際にあります。
1年かかるということは、実際に収益が上がってくるのは1年後2年後3年後といった未来になるわけです。ホットなテーマや話題になっているキーワードは色々あると思いますが、「収益化できる頃にはブームが去っていた」なんて事態に陥ればせっかくの労力が報われませんよね。
そこで、キーワードを選ぶ際には一過性の流行に終わってしまうようなキーワードより、長期的に検索され続けるであろうキーワードを選ぶのがコツです。
2)キーワードの将来性をGoogleトレンドで見極める
僕はそのキーワードの将来性を見極めるためにも、キーワード選定ツールとしてはAdWordsのキーワードプランナーよりもGoogleトレンドの方を重視してキーワード選定を行っています。
キーワードプランナーは直近数ヶ月の平均的な検索数を知るには適していますが、今がそのキーワード(テーマ)の始まりなのか終わりなのかを知るにはGoogleトレンドの方がより適しているからです。
3)今あるページとの関連性を意識する
「すでにサイト内に存在する他のページ」と関連性の高いページ(キーワード)を追加すると、双方のページにとってSEO評価が高まります。
SEOにおけるスコア(得点)はページ単位で独立して算出されるのではなく、関連ページやドメイン全体の評価を含めた総合的な評価によって決まるからです。
特に、狙ったキーワードですでに上位を獲得できているようなページはSEO的評価が高いと推測できるため、そうしたページと関連性の高いページを追加すればより早く検索上位を狙っていくことが可能になります。
4)身の丈に合ったキーワードを選択する(競合性を意識する)
検索ボリュームが多く稼げそうなキーワードが見つかったら、実際にGoogleで検索し1ページ目にランクインしている競合サイトをチェックします。上位サイトの傾向からそのキーワードの競合性(競争率)やユーザーのニーズを把握し、上位に食い込めるような記事が書けるかどうかを見極めましょう。
ただし、ニュースサイトやブログ記事・コラムなどの読み物系ページが多かったり、専門性の高いサイトばかりで埋め尽くされていれば、辞書サイトの入り込む余地は少ないかもしれません。所有サイトのドメインパワーや自分自身の知識レベルに応じて、身の丈にあったキーワードを選択することが重要です。
具体的なキーワードの選び方
- ニュースサイト
- 他の辞書サイト
- TV・新聞・雑誌・日常のあらゆるシーン
- ページを作りながら発見していく
まず、辞書サイトにおけるキーワード選定は「○○とは」の「○○」の部分、つまり「ネタ探し=メインキーワードの選定」から始まります。ネタ元は基本的に「他の辞書サイト」と「ニュースサイト」の2種類です。言い換えれば、他の辞書サイトがすでにコンテンツ化しているキーワードか、もしくはリアルタイムに話題になっている旬のキーワードか、そのどちらかを選択することになるわけです。
ただ、辞書サイトで扱えるキーワードなんてのはどこにでも転がっているわけで、テレビ・雑誌はもちろん、駅や電車など街中のありとあらゆる所に存在しているはずです。こういう日常の生活空間においても、日頃から人々が検索しそうなキーワードにアンテナを張り巡らせておくのも重要だと思います。
ニュースサイトからキーワードを選ぶ場合のコツ
「ニュースサイト」は鮮度の高い情報を扱うため新語・造語・バズワード(buzzword)など「未開拓のキーワード」の宝庫なのですが、反面、鮮度が高ければ高いほど参考となるWebページや書籍などの情報源が乏しく、下調べの段階でかなり苦労します。
さらに、ユーザーのニーズも漠然としているため、複合キーワードで検索したりニュース記事を手当たり次第に読み込んだりしてそのキーワードの要点をつかむ段階から始まります。
これは、「○○とは」で最適化されていない情報をさまざまな複合キーワードで検索してまわり、「○○とは」で検索するユーザーのニーズを満たす作業である、と言い換えることができます。
辞書サイトからキーワードを選ぶ場合のコツ
「他の辞書サイト」を参考にする場合は、すでにある程度「Webページの供給→ユーザーの評価」といったプロセスを繰り返している「成熟したキーワード」である場合が多く、1ページ目のサイトからユーザーのニーズを把握することは比較的、楽になります。
ただし、辞書ページを作るのに辞書サイトを参考にしているだけではコンテンツが似通ってしまいSEO的に評価されるのは難しいです。そこで、上位に食い込むためには「(他が扱っていない)不足している情報を盛り込む」「オリジナリティを高める(独自の視点や解釈など)」といった要素が重要になってきます。
ページを作りながらキーワードを発見していく
とりあえず簡単に書けそうなキーワードを選択してみて、その下調べの段階で他のキーワードをピックアップしていく、という方法もかなり現実的だと思います。
例えば「SNS」というキーワードを選択したとすると、その下調べの段階で「アカウント」とか「ログイン」とか「Web」といったキーワードが拾えるはずです。こうしたキーワードは元の「SNS」というキーワードと関連性が高いので、そうした関連性の高いキーワード(ページ)を加えていくことでSEO的にも相乗効果が働き、効率よく順位UPを狙っていけます。